杵屋 勝道緒(かつみちお)

2017年入門

日舞の稽古をしている時に、「三味線を習った方がいいよ」、と大変お世話になっている方に
アドバイスされた事がきっかけでした。
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三味線ってでどこで習えばいいのか?
某カルチャーセンターは満席で断られ、紆余曲折、たどり着いたのが、勝くに緒先生でした。
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フォークソング世代(拓郎陽水かぐや姫)のわたしは、長年ギターに慣れ親しんで、ギターの
ように弾けばいいのだと思っていました。が.. 「撥皮たたけ!」 三味線は打楽器だったのです。
フレットが無い、音程はずしまくり、間合いがわからない。稽古の度に、向いてないからとっと辞めた
方がいい、と思い続けました。しかし、まともに弾けないままでいるが悔しく、今に至っております。
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長唄三味線は、伝統芸能。勝手気ままな自己流はご法度です。
己を虚しくして、伝承されてきたものに、お師匠を通じて、アクセスする。やっと、とば口に、
立つことが許された心持ちです。
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勝手気ままな自己流は、弾き語りの世界でますます実績してゆきます。
型の世界を体感実感してゆけるけるよう、精進して参ります。

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