【実録】長唄 三味線 暗譜メソッド

暗譜メソッドを実践した生徒さんの体験記です
長唄を習い始めて早数年。
自己紹介の際、習い始めて何年目?と聞かれる場面に遭遇すれば、
その都度忘れているので、ほぼ同期で入った辻さんの後に答えるようにしています、
二宮教室の松島です。

長唄 三味線 の暗譜 の「カベ」
毎回、次の課題曲が決まるたび真っ先に思いつく事は、暗譜どうしよう、でした。
物忘れが酷く、忘れる事は忘れない自分にとって、暗譜という作業は最大の「カベ」でした。
しかし長唄 三味線 は暗譜してからがスタートということで、なんとか覚えなくてはと、
日々移動中は音源を聞きながら楽譜を目で追いかける事を繰り返し、
三味線 を持って練習する時は、1日1ページを覚える事を目標に音を出す練習をしていました。
ところが、1日1ページ暗譜を目標にしていると、
練習していくうちに中途半端な箇所で手が止まり、間の取り方・手順も間違えた覚え方になり、
それが癖となってしまいました。
それから癖と目標のページ数を見直すも、1日に覚えるページの枚数が次第に増え、
気づけば1日全ページという手も頭も追いつかない状況に陥り、
もちろん次の日は忘れているといった日々が毎回続いていました。
暗譜 メソッドで時短
そんなある日、勝くに緒先生からページでなく段落ごとに覚えれば、
間の取り方や唄も覚えやすくなる、と教えて頂きました。
今までは①曲→②手順→③唄の順番で覚えるようにしていたのですが、
②手順までで手一杯という事が多かったので、
唄も覚えやすいという言葉を聞き、さっそく先生から教えて頂いた段落の部分を、週末に集中して音を出してみました。
そうすると途切れる事が無くなったので、心配していた間の取り方の間違えが少なくなり、
細やかな部分が耳に残りやすくなったので、唄い出しの部分や手順が練習しやすくなり、
数か所間違いはあるものの楽譜を見ないで演奏出来るまでそう時間がかからなく、
また曲中の抜いていた部分(約1ページ)を覚える時も、一週間程で演奏出来るようになりました。
自分にとっては快挙でした。
現在は5月の玉の緒会に向けてお稽古をつけて頂いていますが、
本番ギリギリまで覚える事に必死だった時と比べると、
現在は細かいところにもじっくり時間をかけて練習できるようになったのと同時に、
ほんの少し気持ちにも余裕が出来たと感じました。
これからも覚える曲がたくさんあると思いますが、
時間をかけるところが違うだけでもこんなに変わってくると思ったので、
次の曲の時はどれだけ出来るか、
また先生が仰っていましたスキルアップに繋げられるか、頑張ってみたいと思いますので、
今後ともどうぞよろしくお願い致します。

信じる者は救われます!「騙された」と思ってやってみてください
暗譜メソッドを実践する長唄三味線教室玉の緒会はこちら
おすすめの記事
お気軽にお問い合わせください。090-6126-5100受付時間 10:00-21:00